浅見光彦シリーズでおなじみの作家、内田康夫さんが先日亡くなりました。
デビュー作の「死者の木霊」からのファンで、ずっと読み続けていました。
最近では、「遺譜 浅見光彦最後の事件」が文庫本サイズで出ています。
元々はコピーライターをされていて、デビュー作の「死者の木霊」は自費出版されました。
それが今では、ミステリー作家トップ10に入るほどの名作家になられています。
サスペンスドラマでは、西村京太郎さん、山村美紗さんの作品と共にすっかりおなじみになりました。
今誰もが知る名探偵と言えば浅見光彦の方が知名度は高いかもしれません。
他にも「信濃のコロンボ」こと岡部警部のシリーズはテレビ放送もされていてお馴染みでしょう。
しかし、人気、部数ともに群を抜いているのはやっぱり浅見光彦シリーズですね。
最初に私が浅見光彦シリーズを読んだ時はまだ10代でした。
もちろん当時から浅見光彦は33歳だったわでですが、シリーズの数が増えていき年数がたっても浅見光彦は33歳のまま。
一方の私は、33歳をおじさんと感じる年頃から、やがては同い年に、そして浅見光彦の年齢を上回ってしまいました。
そんな永遠の33歳浅見光彦ですが、「遺譜 浅見光彦最後の事件」ではついに34歳になります。
今までのシリーズのヒロインたちが大勢登場し、岡部警部や竹村警部もチラッと登場します。
まさに“最後の事件“にふさわしいそうそうたるメンバーです。
事件の内容も、第2次世界大戦中に日本陸軍がつくった偽札を巡っての壮大な謎に迫ります。
終戦直前に日本陸軍が財宝を隠したという噂は実際にまことしやかに語られていて、今でも財宝探しをしている方もいるようです。
そんな視点から見ても、この「遺譜 浅見光彦最後の事件」は興味深く読むことが出来ます。
興味を持った方は読んでみてください。
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